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What's G-Census?

 「使ってみよう国勢調査データ(G-Census)」は、国勢調査等の統計データを地図の上で表現できる教育用統計GISソフトです。

 G-Censusは、使いやすい操作性と機能の充実により、全国の都道府県、市区町村、町丁字等の統計データや人口ピラミッドを簡単に表示できます。また、表やグラフ、塗り分け地図により複数の地域と比較することができます。さらに、昭和35年から平成12年までの国勢調査データにより、時系列比較ができるようになっています。
 G-Censusを利用することにより、統計データが社会生活の重要な基礎資料となっていることを楽しみながら理解できるよう工夫しました。
 中学校や高等学校の学習教材や授業の教材作成に、ご活用いただければ幸いです。



G-Census開発の経緯

 公益財団法人 統計情報研究開発センターは、近年、社会経済情勢の著しい変化により、国民共有の財産である統計情報に対するニーズが高度化かつ多様化している状況に対応して、統計情報の加工、分析、提供などに必要な技術に関する調査、研究および開発を行い、統計情報の有効利用を促進するため、総務省統計局所管の公益法人として、設立されました。
 当財団では、統計情報に関する普及・啓発活動の一環として学校向けパソコン用教材を開発し、寄贈してきました。1回目は、各種の統計データと統計グラフを一枚のCD-ROMに収録し、ブラウザで内容を参照する 「使ってみよう統計データ 」を開発し、平成10年4月に全国の小学校 ・中学校へ寄贈しました。

 2回目は、統計データに加え、その後、国勢調査の事務の効率化と結果の高度利用を図る目的で総務省統計局が開発したCMS(センサス ・マッピング ・システム)を利用して作成された町丁 ・字等別地図境域データも加え、さらに、GIS(地理情報システム)を利用し、統計データを地図の上で表現することができる統計分析ソフト 「使ってみよう国勢調査データ 」を開発し、平成12年8月に全国の小学校 ・中学校へ寄贈しました。
 3回目は、今回寄贈します 「使ってみよう国勢調査データ(G-Census) 」です。G-Census の開発に当たっては、GISの重要性が高まってきた社会情勢も踏まえ、将来の社会的なニーズへの対応も視野に入れた検討をするため、平成15年5月に「CMSデータ利用の高度化に関する研究会」を立ち上げました。また、実際に授業で利用してもらえるような教育用統計GISソフトを開発するために、中学校・高等学校の先生方によるワーキンググループを組織し検討を重ねてきました。
 G-Censusは、多くの課題を乗り越え、多彩な機能と地図データや統計データを多数収録した教育用統計GISソフトです。中学校や高等学校の学習教材や教材作成に利用できると考えています。

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